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理学療法士から公務員への転職|安定性・試験対策・向いている人の特徴

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理学療法士として働いていると、「公務員になった方が安定するのでは」と一度は頭をよぎる人、実はかなり多いんじゃないかと思います。

夜勤はないけど、休日出勤や研修、記録業務に追われる毎日。給料は資格職にしてはそこまで高くなく、頑張っても頭打ち感がある。そんな中で「市役所とか、公務員ってどうなんだろう」と考えたことがある人に向けて、今回は理学療法士から公務員への転職について、指導経験と専門知識の両面から整理していきます。

なぜ理学療法士が公務員を目指すのか

まず、公務員という選択肢が出てくる背景から整理します。

安定性への魅力

理学療法士は資格職とはいえ、勤務先の経営状態に収入が左右されやすい職種です。特に介護保険分野は診療報酬・介護報酬の改定のたびに給与や待遇が変動しやすく、「この先ずっとこの給料で働き続けるのか」という漠然とした不安を抱えている人は少なくありません。

公務員は景気や制度改定の影響を直接受けにくく、給与体系も年功序列で明確なので、その安定性に惹かれる人が多い印象があります。

体力的な負担からの解放

理学療法士の仕事は、患者さんの身体を支えたり、立ち上がりや歩行の介助をしたりと、想像以上に体力を使います。特に急性期病院や介護施設では、1日に何十人もの患者さんを担当することも珍しくありません。

年齢を重ねるにつれて「この身体の使い方を、この先何十年も続けられるだろうか」という不安が出てくるのは、指導していても自然な流れだと感じます。

現実的な公務員枠はどこか

「公務員」と一口に言っても、理学療法士からの転職先としてはいくつかパターンがあります。

一般行政職(事務系)

最も現実的な選択肢です。市役所・県庁などの一般行政職として採用され、医療・福祉とは直接関係のない部署に配属されることもあれば、福祉部門・介護保険課など、これまでの知識が間接的に活きる部署に配属されることもあります。

ただし、一般行政職の採用試験は「理学療法士だから優遇される」というものではなく、あくまで一般的な公務員試験(教養試験・専門試験・面接など)を突破する必要がある点は押さえておく必要があります。

保健師・専門職枠(該当する場合)

自治体によっては、リハビリ専門職を対象とした技術職枠を設けている場合もあります。この場合は一般行政職よりも実務経験が評価されやすい傾向がありますが、募集自体が少なく、タイミングを選ぶ転職になりやすいです。

試験対策のハードルについて

ここが、これまで紹介してきた経理・営業・事務・IT系の転職先と大きく違う点です。

経理や事務への転職であれば、資格が無くても応募できる求人は多く、転職エージェントを使えば比較的スピーディーに進められます。一方で公務員試験は、

という複数の関門があり、準備期間として半年〜1年程度を見込んでおく必要があるのが実情です。「思い立ったらすぐ転職」というわけにはいかないので、この時間軸をあらかじめ理解しておくことが、遠回りを防ぐ一番のポイントだと思います。

指導していて感じた、公務員を目指す人の傾向

これまで多くの理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方と接してきた中で、公務員を目指す人にはいくつか共通した傾向がありました。

まず、「今の職場が嫌だから」という消極的な理由だけで動き出した人は、途中で息切れしてしまう印象があります。公務員試験は独学でも半年以上かかることが多いため、モチベーションを保ち続けるには「安定した環境で長く働きたい」という前向きな軸が必要だと感じます。

逆に、育児や家庭の事情と両立させたいという明確な理由がある人は、試験勉強も継続しやすい傾向がありました。公務員は残業が少なく休日も安定しているケースが多いため、ライフステージの変化に合わせて検討する人が多い、というのが指導経験からの実感です。

独学と予備校、どちらがいいか

公務員試験は独学でも合格は可能ですが、次のような人には予備校・通信講座の活用をおすすめします。

理学療法士の国家試験と違い、公務員試験は出題範囲が非常に広く(教養科目だけでも数的処理・文章理解・社会科学・自然科学など多岐にわたります)、独学だと「どこまでやれば十分か」の判断が難しいという声もよく聞きます。

働きながら効率的に対策したい場合は、公務員試験対策の講座を活用するのも一つの手です。

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こんな人には公務員転職が向いている

逆に、「今すぐ転職したい」「できるだけ早く環境を変えたい」という人には、これまで紹介してきた経理や事務、営業といった、比較的スピーディーに動ける転職先の方が向いていると思います。

まとめ

理学療法士から公務員への転職は、安定性や体力的負担の軽減という点で大きなメリットがある一方、試験対策という独自のハードルがあります。「思い立ったらすぐ」ではなく、半年〜1年単位で計画的に準備を進める必要があるという点だけは、あらかじめ理解しておくと後悔が少ないと思います。

自分のライフステージや今後のキャリアの方向性と照らし合わせながら、無理のないペースで検討してみてください。

この記事を書いた人

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